四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(2月11日発表)

ザ・パック <3950>
今期経常は4%増で2期連続最高益、前期配当を12円増額・今期は28円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.57%にあたる30万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月13日から12月31日まで。

アイビス <9343>
23年12月期の経常利益(非連結)は前の期比79.8%増の4.2億円に伸びて着地。続く24年12月期も前期比2.2倍の9.5億円に急拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はサブスクリプション契約数の増加や広告費の減少などで成長領域であるモバイル部門の利益が大きく上向く。ソリューション部門では好採算な受託案件の獲得を進める方針。

フジタコーポ <3370>
24年3月期の連結経常利益を従来予想の5200万円→1億0200万円(前期非連結は3600万円)に96.2%上方修正。増益率が44.4%増→2.8倍に拡大する見通しとなった。経済活動の正常化や個人消費の持ち直しを背景に主力業態を中心に売上高が回復する中、外国人特定技能生の受入開始による採用費の圧縮や徹底したコストコントロールが利益を押し上げる。

ローランド ディー.ジー. <6789>
MBO(経営陣が参加する買収)による株式の非公開化を目指す。タイヨウ・パシフィック傘下のXYZがTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株5035円で9日終値を30.1%上回る水準。買い付け期間は2月13日から3月27日まで。