11月8日これからの上昇に期待注目銘柄

ソフトバンクグループ(9984)

上昇率の1位は、ソフトバンクグループ(9984)だった。アメリカ・ナスダック総合指数が堅調で、同指数と連動性が強いソフトバンクグループにも見直し買いが入ったとみられる。同社株価は10月26日に2021年11月以来となる6000円台に乗せ、年初来高値を更新しながら上昇し、月末は6400円で取引を終えた。月間株価上昇率は30.6%だった。

アルプスアルパイン(6770)

電子部品大手のアルプスアルパイン(6770)が2位。10月28日に発表した最新2四半期決算が市場予想を上回り、通期業績予想を上方修正したことも好感された。翌営業日の10月31日の株価上昇率は15.5%、出来高は1040万株を超えた。1000万株を超えるのは8月1日以来だった。

大平洋金属(5541)

一方、ステンレス原料のフェロニッケル製錬で世界上位級の大平洋金属(5541)が下落率1位だった。2022年3月に発生した電気炉事故で電気炉1基が停止している影響もあり、今2023年3月期は前期比減益を見込んでいる。株価は軟調に推移してきたが、10月28日に今期業績の大幅な下方修正を発表し、嫌気されて売りが加速した。従前は35円だった1株当たり年間配当金予想も無配に変更した。