6月9日これからの上昇に期待注目銘柄

川崎汽船(9107)

5月9日に発表した2022年3月期決算と今2023年3月期予想が好感された。前2022年3月期の当期純利益は会社予想を上回る6424億円で着地。今2023年3月期は当期純利益こそ前期実績を下回るが、営業利益は前期比2.3倍の410億円を見込む。コンテナ船の運賃市況は足元で再び上昇基調にあり、投資家の期待を集めているようだ。

大平洋金属(5541)

大幅な減益予想が嫌気された。同社は5月10日に前2022年3月期本決算を発表。同時に発表した今2023年3月期業績予想の営業利益は前期比80.6%減の9億2500万円にとどまった。停止中の電気炉1基の再稼働は今年度後半を予定しており、生産量が減少、営業利益が縮小する見込みだ。前期比125円の減配となる年間50円配当予想も売りを誘った。

ライト工業(1926)

法面・地盤改良工事など特殊土木を手がけるライト工業(1926)が後場に入り、上げ幅を拡大した。午後1時49分時点、前日比66円(3.8%)高の1798円と本日の日中高値で推移している。午後1時に自己株式の取得を発表し、株式需給の改善や実質1株利益の上昇を期待した買いが活発化した。